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観察日時ごとの報告数を集計しました。
最も多くの観察報告を頂いたのは8月12日から13日の夜でした。特に、13日の3時台には200件にせまる観察報告を頂きました。
12日から13日の夜と比較して、その他の夜は報告が少なかったことがわかります。とりわけ14日から15日の夜は、ひと晩の報告数を合計しても70件に届きません。
流星群の活動が最も活発なときを狙って観察をしたいと思いがちですが、予想だけにとらわれずになるべく多くの時間(そして多くの夜)観察すると、思わぬ出現を目にすることができるかもしれません。必ずしも予想通りになるとは限らないところが、流星観察の面白いところでもあります。(ただ、「予想どおりに流星があまり出現しなかった」という結果になる可能性ももちろんありますが。)
観察した日時 | 報告数 | 割合 |
---|---|---|
12日20時台以前 | 26 | 2.0% |
12日21時台 | 43 | 3.2% |
12日22時台 | 97 | 7.3% |
12日23時台 | 116 | 8.7% |
13日0時台 | 121 | 9.1% |
13日1時台 | 107 | 8.1% |
13日2時台 | 118 | 8.9% |
13日3時台 | 188 | 14.2% |
13日4時台以降 | 60 | 4.5% |
観察した日時 | 報告数 | 割合 |
---|---|---|
13日20時台以前 | 10 | 0.8% |
13日21時台 | 32 | 2.4% |
13日22時台 | 55 | 4.1% |
13日23時台 | 34 | 2.6% |
14日0時台 | 65 | 4.9% |
14日1時台 | 50 | 3.8% |
14日2時台 | 49 | 3.7% |
14日3時台 | 61 | 4.6% |
14日4時台以降 | 26 | 2.0% |
観察した日時 | 報告数 | 割合 |
---|---|---|
14日20時台以前 | 3 | 0.2% |
14日21時台 | 5 | 0.4% |
14日22時台 | 6 | 0.5% |
14日23時台 | 14 | 1.1% |
15日0時台 | 10 | 0.8% |
15日1時台 | 6 | 0.5% |
15日2時台 | 5 | 0.4% |
15日3時台 | 15 | 1.1% |
15日4時台以降 | 5 | 0.4% |
観察時間ごとに報告数を集計しました。
割合が最も多かったのは、51~60分間観察したという報告でした。次いで11~20分の観察など、30分以内の観察報告が多くなっています。このような傾向は、流星群が夏に活動するか冬に活動するかにかかわらず、流星群を対象としたキャンペーンに共通しています。
観察時間 | 報告数 | 割合 |
---|---|---|
10分以下 | 199 | 15.0% |
11~20分 | 288 | 21.7% |
21~30分 | 255 | 19.2% |
31~40分 | 140 | 10.6% |
41~50分 | 76 | 5.7% |
51~60分 | 369 | 27.8% |
観察した流星の個数ごとに報告数を集計しました。
観察できた流星の個数が5個以下だった報告が大部分を占め、全体の76.9%にもなりました。満月に近い月が一晩中出ていたため、暗い流星が見えなかったことが大きく影響していると考えられます。また、「天気が悪い」という報告も12.8%あったことから、曇りがちの思わしくない天気だったことも影響していそうです。
観察結果 | 報告数 | 割合 |
---|---|---|
0個 | 315 | 23.7% |
1個 | 260 | 19.6% |
2個 | 175 | 13.2% |
3~5個 | 271 | 20.4% |
6~10個 | 91 | 6.9% |
11~20個 | 34 | 2.6% |
21~30個 | 7 | 0.5% |
31~40個 | 1 | 0.1% |
41~50個 | 0 | 0.0% |
51個以上 | 3 | 0.2% |
天気が悪い | 170 | 12.8% |
2007年から、対象となる流星群に属している流星(群流星)と属していない流星(散在流星)を区別してみようと、皆さんに呼びかけてきました。今回は、33.5%の方が、群流星と散在流星を区別して観察したと報告してくださいました。
群流星と散在流星を区別した報告の割合ですが、これまでのキャンペーンでは、2009年10月のオリオン座流星群の際の48.9%が最高でした。それに比べて、今回は割合が小さくなりました。月明かりと悪天候のため、ペルセウス座流星群の放射点の位置を見つけることができなかったのかもしれませんね。
群流星かどうかの判別ですが、やってみた方は、(放射点の位置さえわかれば)割と簡単だと感じたのではないでしょうか。群流星かどうかを判別することは流星の正体を考える第一歩にもなります。さらに多くの皆さんが群流星と散在流星を区別して観察するよう、引き続きキャンペーンで呼びかけていきますので、今回は区別せずに観察した方も、次回からは是非、群流星の判別に挑戦してみてください。
判別 | 報告数 | 割合 |
---|---|---|
群流星のみ | 445 | 33.5% |
群散在 区別せず |
738 | 55.6% |
不明 | 144 | 10.9% |