Geminids meteors2012 ふたご座流星群を眺めよう―12月12日~16日 ふたご座流星群―

国立天文台
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もっと詳しく観察するために

流星群の出現数を調べる観測方法として、近年、ビデオ観測や電波観測が発達してきました。しかし現在でも、眼視による計数観測、つまり「肉眼で流星を見て数を数える方法」が盛んに行われています。この眼視による観測は過去の観測結果とも直接比較することができますし、また手軽なためたくさんのデータが集まります。たくさんのデータが集まれば、眼視による観測でも精度のよい観測結果を得ることができるのです。

「ふたご座流星群を眺めよう」キャンペーンでは、多くのみなさんに流れ星を見ていただくことを目的に報告を呼びかけています。できるだけふたご座流星群の活発さがわかるように、報告方法に工夫をこらしていますが、正式な観測というわけではありません。

では、正式な眼視観測をするために、どのようなことを行えばよいのでしょうか。いくつかの点に注意すれば、みなさんもはじめることができますので、その一例を簡単にご紹介します。ぜひチャレンジしてください。

観測方法の概要

観測方法の概要は次の通りです。

  • 空の状況を記録する
  • 観測時間は30分ごとに区切る
  • 流星の出現を観測する(グループでは、観測者を一人決めます)
  • (グループで観測する場合)記録者をもうけて出現を記録する
  • (一人で観測する場合)出現を探り書き等で記録する
  • (グループで観測する場合)時間帯を決めて、交代で観測を担当する
  • 集計後、日本流星研究会に報告