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キャンペーンの結果(感想)

今回のキャンペーンでは、1,000件を超える大変多くのコメントをお送りいただきました。本当にありがとうございました。
ほんの一部ではありますが、皆さまの感想の中から抜粋してご紹介します。ご紹介できなかったものも含めまして、いただいたご意見などはこれからのキャンペーンの参考にさせていただきます。

感想

流星が見えた方

流星を見ることができた方

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流星を多めに見ることができた方

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流星をあまり見ることができなかった方

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家族で見た方

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明るい流星(火球)を見た方

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流星を見ることができなかった方

見ることができなかった方

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天候が悪かった方

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色々なことを感じた方

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キャンペーンについてのコメント

情報・報道について

情報を発信してもマスメディアで取り上げていただけるとは限らないのですが、多くの皆さまに情報をお届けできるよう、これからも努力していきたいと思います。

天文現象やキャンペーンについての情報をお知りになりたい方は、国立天文台で発行しているメールニュースなどによっても情報をお届けしておりますので、ぜひご利用ください。詳しくは、キャンペーンの結果ページ内にある「天文現象などに関する情報」をご覧ください。

今回のキャンペーンで電子メールアドレスを登録していただいた方には、次回のキャンペーンの前にお知らせをお送りします。楽しみにお待ちください。

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キャンペーンや当サイトについて

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ご意見・ご提案など

たくさんのご意見・ご提案、ありがとうございました。必ずしもすぐに取り組めるというわけではありませんが、今後のキャンペーンに活かしていきたいと思います。

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疑問・質問など

→ 担当より:12月14日19時0分に明るい緑色の火球(非常に明るい流星)が出現し、関東地方などを中心にかなり広い地域で目撃されました。おそらく、ふたご座流星群に属する流星だと推測されています。
この時刻には、放射点は低空ながら地平線の上にあり、ふたご座流星群の流星が出現する可能性は十分にあります。また、このように放射点が低い時間帯には、流星が水平に近い角度で大気に突入して長く大気を横切るため、発光している時間や経路の長さが長くなり、ゆっくりと移動しているように見えます。
また、大気の密度が濃くなった部分に流星が差しかかったときに、爆発的に反応が進んで明るくなり、その後すぐ消えたように見えたのだと思われます。

→ 担当より:おおむね-3等よりも明るい流星のことを火球と呼びます。結果(流星数)のページでも解説しましたが、今回のふたご座流星群では、特に12月14日夜〜15日朝にかけて、大変多くの火球が出現しました。一夜で数十個も出現したとの報告もあるようです。前述の通り、皆さんからのコメントでも、火球についての情報をたくさんいただきました。
ふたご座流星群の場合、年によっては火球が出現することもあるのですが、これほど多く出現するのは珍しいことです。
なお、他の多くの流星群と同様、ふたご座流星群の場合も、今回出現した程度の明るさの火球ならば、隕石となって地上に落ちることはありません。

→ 担当より:申し訳ありませんが、国立天文台では、隕石落下の可能性のあるなしに関わらず、個々の火球の観察情報は収集しておりません。日本流星研究会では、このような火球の目撃・観測情報を集めています。もしよろしければ、そちらへ情報を提供されてはいかがでしょうか。

 → 火球報告 入力フォームへ(日本流星研究会)

 また、日本火球ネットワークでは、火球目撃情報の共有のため、掲示板を設けております。こちらのページもご参照ください。

 → 日本火球ネットワーク 掲示板へ

→ 担当より:流星が光って見えている時間は、多くの場合1秒程度で、長くても10秒ほどまでです。数秒以上見えることは珍しく、そのような場合には、空を大きく横切るほど経路が長い流星となります。
夕方や明け方の時間帯に、数秒以上かけてゆっくりと移動している光を見た場合には、それは人工衛星の可能性が高くなります。この他、飛行機もよく似た動きをするので注意が必要です。

→ 担当より:流星だけでなく人工衛星も、不規則に移動することはなく、ほぼ直線的に移動します。一方で、流れ雲(移動する雲)があり、その雲の合間を人工衛星の光がゆっくりと移動するような場合には、不規則に移動しているように見えることがあります。また、自分の体が揺れていたり、明るい星の近くを(人工衛星や流星の)光が移動したときなどでは、不規則な動きのように見えてしまう場合があります。
この他、飛行機やヘリコプターの移動を見た可能性もあるでしょう。

→ 担当より:「視認時間」というのは、流星が光って見えていた時間のことでしょうか。同じ群流星に属する流星が空のほぼ同じ位置に出現した場合でも、流星の明るさが大きく異なる場合などでは、流星が光って見えている時間に差が出る可能性があります。一般的には、明るい流星の方が長い時間見える傾向にあります。
一方で、同じ流星群ならば、空の同じ位置に出現した流星の移動速度は、ほぼ一致します。また流れる方向も、ほぼ同じ方向に(放射点の逆方向に向かって)移動していきます。もし、速度や方向も異なっていたのであれば、別の流星群の流星かもしれません。

→ 担当より:今回のふたご座流星群のように、毎年安定して出現する流星群では、過去に観測された出現状況と、その日時における地球の位置との関係から、ある程度統計的に出現数を予測することができます。
また、流星の元となるチリの粒を放出した母天体(母彗星)がはっきりしている流星群では、理論的に計算して予測する研究が近年盛んに行われています。コンピューター・シミュレーション上で母天体からチリの粒を放出させ、現在のチリの粒の分布状況を理論的に計算し、チリの粒と地球との接近具合で流星群を予測する「ダスト・トレイル理論」という手法です。11月のしし座流星群など、年によって大きく流星数が変化する流星群で成果を挙げています。
ただしどちらの方法でも、流星群の出現数を完全に予測することはまだ困難です。予測の精度を上げるためには、実際に観測し、観測結果と予測を照らし合わせることが重要となります。

→ 担当より:当キャンペーンでは、みなさまに広く参加していただくために、簡潔な観察項目を設定しています。このため、夜空で見えた一番暗い星の等級(最微星等級)は、報告していただいておりません。
より科学的なデータを得るための観測を行うには、正確な観測時刻・時間、流星群と散在を区別した流星の個数に加えて、ご指摘のような観測時刻における最微星等級や雲量を記録する必要があります。このような観測方法は、以下の上級者編のページで解説しておりますので、ぜひご参照ください。

 → 「もっと詳しく観察するために」(上級者編)

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