キャンペーンの結果(感想)
今回のキャンペーンでは、1,000件を超える大変多くのコメントをお送りいただきました。本当にありがとうございました。
ほんの一部ではありますが、皆さまの感想の中から抜粋してご紹介します。ご紹介できなかったものも含めまして、いただいたご意見などはこれからのキャンペーンの参考にさせていただきます。
感想
- 生まれて初めて見ました。(千葉県、〜9歳、12日22時台に10分以下で1個)
- 観察したのは11日の早朝ですが、思ったより出現してびっくりでした。糸を引くような大きな流星も多く、今年は結構イケルかも・・・?(北海道、23〜29歳、11日20時台以前に41〜50分で11〜20個)
- 生まれて初めて流れ星を見てうれしかったです。次に流れ星を見る時はねがいごとをかなえたいです。もっとたくさんいろんな流れ星を見て本格的に絵を描きたいです。(小学一年生)(東京都、〜9歳、13日0時台に51〜60分で2個)
- 13日22時5分頃から5分間、双子座付近を観察していました。たて続けに3個も見ることができ、予想以上の結果に驚きました。(岐阜県、50〜59歳、13日22時台に10分以下で3〜5個)
- ネットで、ふたご座流星群が見れるということを知りました。今回の流星は初心者でも見やすいと書いてあったので観測してみました。思ったよりたくさん見れたのでうれしかったし、感激しました。たった一瞬がとても長い時間のように感じられました。(兵庫県、13〜15歳、14日0時台に11〜20分で3〜5個)
- 初めての流星。感動しました!立て続けに2個も見れるなんて幸せです!(北海道、23〜29歳、14日3時台に10分以下で3〜5個)
- 雨上がりだったせいか、富山県で観察した近年の流星群のなかでは、もっともきれいに見えました。(富山県、30〜39歳、14日2時台に21〜30分で11〜20個)
- 前にもオリオン座流星群は見ましたが、本当に綺麗でした。都会で見れるとは思ってなかったあの頃が馬鹿みたいです。(東京都、10〜12歳、14日0時台に11〜20分で3〜5個)
- しし座などもみていましたが、今回、約20年ぶりに流れ星を見ることができました。(宮城県、40〜49歳、15日5時台以降に10分以下で2個)
- 今年一番の流星群だった(大阪府、30〜39歳、14日1時台に51〜60分で11〜20個)
- 静岡県から神戸市に引っ越して2年近くになりますが、都市部はやはり夜空が明るいと思っていました。しかし、そうした中でも約30分で6個も見ることができてうれしいなと思いました。(兵庫県、30〜39歳、15日1時台に21〜30分で6〜10個)
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- 昨年より多く流れている模様。(岡山県、50〜59歳、13日23時台に21〜30分で21〜30個)
- 途中から雲が途切れて、広い範囲で観測できました。久しぶりにきれいな星空と、流星群まで見られて嬉しかったです!田舎最高!(石川県、19〜22歳、14日1時台に21〜30分で31〜40個)
- すごくきれいでした。今まで、オリオン座流星群やしし座流星群を見ましたけれど、一番たくさんの流星を見ました。(熊本県、19〜22歳、14日3時台に31〜40分で21〜30個)
- こんなに見られたのは初めてです。出現頻度はやっぱり多少のムラ有り。1分以内に3〜4個見られることもありました。放射点付近だけ見ず広い視野で見るよう心がけたのも見逃しが少なく多く見られた要因だと思います(滋賀県、40〜49歳、14日0時台に21〜30分で11〜20個)
- いっぱいみれたのでよっかたです(岡山県、10〜12歳、13日0時台に51〜60分で31〜40個)
- 今回は好条件もかさなり、1時間で24個見る事ができ、ここ数年では1番たくさん見えたので、かなり楽しめました。(静岡県、30〜39歳、14日23時台に51〜60分で21〜30個)
- 釣りをしながら数えていただけなので実際はもっとたくさん流れていたと思われます。(鹿児島県、30〜39歳、15日1時台に51〜60分で31〜40個)
- とても素敵な空間が広がっていました!前回は明るい場所だったため今回は見やすいところを探して八ヶ岳へ行きました、最高でした向かう道すがら星が落ちていくのがはっきり見えてドキドキでした!(山梨県、40〜49歳、14日23時台に51〜60分で31〜40個)
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- もっと見えるかと思いましたが、目が悪いせいか、あまり見えませんでした。残念!(三重県、50〜59歳、14日0時台に21〜30分で3〜5個)
- 期待していた程たくさんの流星が見られなかったかと思いました。(岐阜県、60〜69歳、14日21時台に11〜20分で3〜5個)
- あんまり流れなかった・・・(千葉県、40〜49歳、14日22時台に51〜60分で3〜5個)
- 少し曇っていたので、あまりクリアな夜空ではありませんでした。(長崎県、40〜49歳、13日23時台に21〜30分で3〜5個)
- 集中力が欠けてきた。ひどくさむかった。雲はなかったけど、思ったより見られず。(愛知県、19〜22歳、15日0時台に21〜30分で3〜5個)
- 市街地は公害がひどいのが難でした。本当ならもっと流れたのでしょうが・・・(福井県、19〜22歳、14日3時台に51〜60分で6〜10個)
- 久しぶりにふたご座流星群を観察しましたが、イルミネーション等の明かりの為か、真夜中にもかかわらず、以前より明らかに夜空が明るく感じられ、だんだん観察し辛い状況になってきていると感じた。(京都府、不明、13日23時台に31〜40分で6〜10個)
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- 今まで見た流星群のなかでは、比較的早い時間に見ることができたので、9歳と7歳の子供に見せることができました。とても感動していました。(茨城県、30〜39歳、12日22時台に11〜20分で1個)
- オリオン座流星群の時も、子供と一緒に観察しました。その時は、私しか見ることが出来なかったので、今度こそは、子供と一緒に見たい!と思い観察しました。庭にビニールシートをひいて、寝転がり観察。初めて、子供と「今、見えた!」と声が重なりました。子供にとっては産まれて初めての流星。とても興奮して喜んでいました。今日、明日もチャレンジしようと思っています。(神奈川県、30〜39歳、12日22時台に41〜50分で3〜5個)
- いろいろな天体ショーがニュースでとりあげられるたびに気になっていたものの、なかなか実際に見る機会がなく。。。13,14日がピークとwebニュースで読んだのですが、子供たちとみるには土曜日のほうが都合がよいので、「とりあえずみてみよう!」と部屋の電気を消して星空を眺めました。本当に流れ星が見えたときは子供たちも大興奮!いい経験になりました。(埼玉県、30〜39歳、12日22時台に11〜20分で2個)
- とってもさむかったです。缶のおしるこを飲みながらお父さんとペットのゴン太といっしょにねころがりながら見ました。(石川県、〜9歳、13日3時台に41〜50分で11〜20個)
- 南西の空に、ひとつとても大きく、緑色に近い色で、長く尾をひいてから消えたものがありました。一緒に見ていた娘たちと、思わず歓声をあげてしまいました。(神奈川県、50〜59歳、14日23時台に11〜20分で6〜10個)
- 今年は《しぶんぎ座流星群》以外は、横浜は雲が多くなかなか流星を見れませんでした。昨晩は久しぶりにクリアな空でハッキリとした流星を見る事ができ、小三の息子も喜んでいました。(神奈川県、30〜39歳、14日2時台に51〜60分で6〜10個)
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- すっごく明るい流星が流れた!!感動した!!!(三重県、10〜12歳、12日23時台に31〜40分で3〜5個)
- 今まで10年間程、流星群を見てきましたが、今回初めて火球を見ました。本当に感動しました!!(静岡県、30〜39歳、15日0時台に41〜50分で6〜10個)
- 流星群が見られるのは知っていましたが、観察はしておらず、偶然19時頃運転中に空を見上げたら閃光が走って一度消え、爆発し火花が散り消えるのが見えました。初めての経験だったので、大変驚きました。一緒に見ていた子供(小3)は大興奮で、まるで映画のワンシーンのようだったので、『地球滅亡の危機だ!』と騒いでおりました。これを機に天体に興味をもってくれそうです。(埼玉県、30〜39歳、14日20時台以前に10分以下で1個)
- 夕方7:10ごろ北の空を東から西へと水平に飛んでいくのが観えました。かなり明るく最後は緑色の炎を出して燃え尽きました。(静岡県、50〜59歳、14日20時台以前に10分以下で1個)
- 11:40くらいにオリオン座近くで見たものは今まで見た中で、一番大きく滞空時間も長かったです! (東京都、40〜49歳、14日23時台に51〜60分で2個)
- 14日23時10分前後ほうおうあたりの流星にて緑発光爆発した感じの流星がありました(東京都、40〜49歳、14日23時台に11〜20分で6〜10個)
- 見えた流星の半数以上がとても明るい光を発して流れるものでした。とくに23時40分にオリオンから少し西に見えたものは、尾が残像としてしばらく残るほどでした。もっと暗いところで観測したかったです。(愛知県、30〜39歳、14日23時台に51〜60分で11〜20個)
- 14日の0時半過ぎに出た流星群は今までみた中で一番長く、輝き方も凄かったです。(滋賀県、30〜39歳、12日0時台に41〜50分で11〜20個)
- 15日1時過ぎにオリオン座付近に出たのは、他の星よりも数倍明るくてびっくりしました。こんなのは初めて見ました。色も青白く、すごい物を見た思いです。(茨城県、40〜49歳、15日1時台に51〜60分で6〜10個)
- 15日1:10分頃、とても大きな流星を見ました。光が強くて長くて、落下していく大きな惑星って感じでした。よく映画等で見る炎につつまれたそれです。とても感動しました。月や星を見るのが大好きですが、これからも謎に満ちた星たちを見上げていきたいなと思いました。(東京都、30〜39歳、15日1時台に51〜60分で11〜20個)
- 02時04分、大熊座に-6等の火球。ふたご座流星群の流星で、この群らしく、経路は短かく、速度も緩やかだった。(徳島県、30〜39歳、15日2時台に21〜30分で6〜10個)
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見ることができなかった方
- 初めて気にしてみてみたが、久々に見た星の美しさに感動した。流星群を見ることはできなかったが、輝いている星の数々を満喫できて満足です(神奈川県、30〜39歳、12日22時台に10分以下で0個)
- 雲と月の条件は最高なのに肝心の星が流れてくれない。明日に期待します。(静岡県、50〜59歳、12日23時台に10分以下で0個)
- 私が観測に不慣れなため、長時間見上げて居ると、流星なのか、瞬きなのかわからくなり、数を数えられませんでした。おおむね西の方角を見ておりました。(東京都、30〜39歳、13日0時台に11〜20分で0個)
- ふたご座がばっちり晴れで見えていたので期待したのですが見えず残念(大阪府、40〜49歳、14日0時台に11〜20分で0個)
- 星はきれいだったが、1個も流星を観測できなかった。(埼玉県、60〜69歳、12日0時台に31〜40分で0個)
- 一度でいいから 流星を見てみたいと思っているのですが 寒さと眠気に負けて まだいたっておりません(愛知県、40〜49歳、12日22時台に21〜30分で0個)
- 新月で星はきれいに見えましたが、残念、流れ星見られませんでした。(愛知県、50〜59歳、15日5時台以降に21〜30分で0個)
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- オリオン しし座 2回とも 天気が悪くて見れなかった。今回も ‥(福島県、50〜59歳、11日23時台に11〜20分で天気が悪い)
- 曇っていてしかも雨がぽつぽつ。残念。(東京都、40〜49歳、12日22時台に11〜20分で天気が悪い)
- オリオン座流星群も今回のふたご座流星群も極大日の翌日貴重な有給休暇を取り観測したが、分厚い雲で星ひとつも見えなかった…観測している空の雲の上で流星が流れていると思うと悔しくて切ない〜ふたご座流星群明日も観測します!晴れて〜(東京都、40〜49歳、14日1時台に10分以下で天気が悪い)
- 13日夜、何度も外に出てみたのに、雲が空一面覆っていて、諦めて布団に入って、朝6時に起きたら、雲1つない晴天・・・くやし〜(大阪府、40〜49歳、13日23時台に10分以下で天気が悪い)
- 雪が降っていて、何もみえませんでした。残念です(涙)(青森県、16〜18歳、14日23時台に21〜30分で天気が悪い)
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- 私は12月14日生まれなので、毎年ふたご座流星群にお祝いされている様で幸福です(長野県、30〜39歳、13日1時台に51〜60分で6〜10個)
- 一般人の初級者です。今回の流星が流星群のものか区別が付きませんでしたので、もう少し勉強したいと思っています。(神奈川県、40〜49歳、12日23時台に11〜20分で2個)
- 地学に興味があったが、天体分野には興味がなかった。今回、観測を行ってみて、星を観察することは楽しいと感じた。天体分野の楽しさを感じられ、より、地学への興味を深めることができたと思う。(岐阜県、16〜18歳、14日2時台に11〜20分で3〜5個)
- 寒かったですが、今回はたくさんの流星を見ることができました。わくわくしました。世界天文年の今年は、いろいろな星を見て、楽しむことができました。(兵庫県、40〜49歳、14日4時台に21〜30分で11〜20個)
- 受験がうまくいくように祈りました☆ 流れ星見たら力湧いてきました!!(鳥取県、13〜15歳、14日0時台に51〜60分で41〜50個)
- 夜空の天体ショー久しぶりに感動して泣きました><(茨城県、19〜22歳、15日2時台に51〜60分で6〜10個)
- これまで何度か流星群の観察をしましたが、昨夜はとても長く(大きく?)て、本当に蒼い色をした流れ星を観る事が出来て、泣きそうになる位ものすごく感動しました。色々とストレスの多い毎日ですが、こうして夜空を眺める事は大きな癒しになりますね。次のキャンペーンも楽しみにしています。(静岡県、40〜49歳、14日23時台に51〜60分で6〜10個)
- 星に興味が出ました。今後も流星や天体ショーがあれば観察してみようと思いました。(愛知県、23〜29歳、14日23時台に41〜50分で11〜20個)
- 多摩川でたくさん流星が見れたことに感動しました それに久々に夜空を見る機会ができて、こんなに気持ちがいいものなんだとつくづく思いました(神奈川県、30〜39歳、14日23時台に51〜60分で6〜10個)
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情報を発信してもマスメディアで取り上げていただけるとは限らないのですが、多くの皆さまに情報をお届けできるよう、これからも努力していきたいと思います。
天文現象やキャンペーンについての情報をお知りになりたい方は、国立天文台で発行しているメールニュースなどによっても情報をお届けしておりますので、ぜひご利用ください。詳しくは、キャンペーンの結果ページ内にある「天文現象などに関する情報」をご覧ください。
今回のキャンペーンで電子メールアドレスを登録していただいた方には、次回のキャンペーンの前にお知らせをお送りします。楽しみにお待ちください。
- もっと大々的にキャンペーンをしていたら 星を観測しよう という気持ちを沢山の方が持ってもらえると思う。(長野県、23〜29歳、12日22時台に11〜20分で0個)
- もっと盛大にキャンペーンをやったほうがいい。(茨城県、30〜39歳、12日23時台に11〜20分で3〜5個)
- とても感動しました。今まで知らなかったので、どんどんPRしてほしいです。(兵庫県、30〜39歳、14日1時台に51〜60分で6〜10個)
- もっと新聞や学校を通じてキャンペーンを広めていただきたいです。(茨城県、40〜49歳、14日22時台に21〜30分で6〜10個)
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- 簡単に報告が出来るので、参加しやすいです。こんなキャンペーンがあるのなら、また参加したいと思います。(埼玉県、30〜39歳、12日20時台以前に11〜20分で天気が悪い)
- 流星の数の集計結果をタイムラグがほとんどない形で公開されているのは、たいへん有意義だと思いました。また、報告をすることにより、キャンペーンに参加した実感を感じることができましたので、とても良い企画だと思います。継続を希望します。(東京都、40〜49歳、13日1時台に10分以下で1個)
- 感動を誰かに直ぐに伝えたい、という欲求が満たされた。(兵庫県、40〜49歳、13日23時台に10分以下で3〜5個)
- キャンペーン情報のメールをありがとうございました。おかげ様でふたご座流星群を思い出し、観測することができました。寒かったけど、とても明るい流れ星をふたつも見ることができて感激です。これからもお知らせ宜しくお願い致します。(奈良県、40〜49歳、14日22時台に10分以下で2個)
- ただただ夜空を見るのが好きで。毎日見ていた夜空。たまたま流れた流れ星。誰かに言いたいなぁ。聞いてほしいなぁ。そう思っていたらこのキャンペーンがありました。嬉しくなってしまったから早速・・・。(埼玉県、30〜39歳、14日23時台に51〜60分で2個)
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たくさんのご意見・ご提案、ありがとうございました。必ずしもすぐに取り組めるというわけではありませんが、今後のキャンペーンに活かしていきたいと思います。
- 2009.2.14 2.30am頃よりふたご座近く東から西へ。西から東へ2回みえました。雲がかかってきたので止めました。前回プレゼントの画面の仕方がわからなくて保存できませんでした。(東京都、70歳〜、14日2時台に21〜30分で2個)
- 流星群の発生する日時や方角を素人にもわかりやすく説明してほしい。空にある星座を描いて説明されてもわからない。(愛知県、40〜49歳、13日5時台以降に51〜60分で3〜5個)
- 名古屋市の市街地で観察しました。街が明るすぎてなかなか見つけるのは大変ですが 流星群は、いつもワクワクします。流星群の時は、各自治体が照明や看板を消したり そんなキャンペーンをしてくれるといいですね。(温暖化防止のエコキャンペーンとしてもいいかも)(愛知県、30〜39歳、14日0時台に21〜30分で3〜5個)
- 星をもっと見たいのに、街の明かりに邪魔されるのはもったいないですね。もっと大々的にライトダウンのイベントなどができるといいですね。(茨城県、30〜39歳、12日22時台に21〜30分で6〜10個)
- いつも、楽しみにしています。流星群以外のキャンペーンも企画して欲しいです。(東京都、40〜49歳、14日23時台に51〜60分で6〜10個)
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- 緑色に帯を引いた強い光で、まだ19時なのに、こんな時間に見えるのでしょうか? しかもかなりゆっくり流れパンと消えました。(茨城県、30〜39歳、14日20時台以前に10分以下で1個)
→ 担当より:12月14日19時0分に明るい緑色の火球(非常に明るい流星)が出現し、関東地方などを中心にかなり広い地域で目撃されました。おそらく、ふたご座流星群に属する流星だと推測されています。
この時刻には、放射点は低空ながら地平線の上にあり、ふたご座流星群の流星が出現する可能性は十分にあります。また、このように放射点が低い時間帯には、流星が水平に近い角度で大気に突入して長く大気を横切るため、発光している時間や経路の長さが長くなり、ゆっくりと移動しているように見えます。
また、大気の密度が濃くなった部分に流星が差しかかったときに、爆発的に反応が進んで明るくなり、その後すぐ消えたように見えたのだと思われます。
- 隕石のような大きな物を見ました。すごく近くに感じで悲鳴を上げてしまいました。こんな事もよくあるのでしょうか?本当に驚きました。(兵庫県、30〜39歳、13日23時台に11〜20分で6〜10個)
→ 担当より:おおむね-3等よりも明るい流星のことを火球と呼びます。結果(流星数)のページでも解説しましたが、今回のふたご座流星群では、特に12月14日夜〜15日朝にかけて、大変多くの火球が出現しました。一夜で数十個も出現したとの報告もあるようです。前述の通り、皆さんからのコメントでも、火球についての情報をたくさんいただきました。
ふたご座流星群の場合、年によっては火球が出現することもあるのですが、これほど多く出現するのは珍しいことです。
なお、他の多くの流星群と同様、ふたご座流星群の場合も、今回出現した程度の明るさの火球ならば、隕石となって地上に落ちることはありません。
- 流星群を観測しようとしたら隕石らしきものを見てしまった。そのような情報を寄せたりする項目がほしい(キャンペーンと関係無くてすみません)(福島県、30〜39歳、15日3時台に11〜20分で2個)
→ 担当より:申し訳ありませんが、国立天文台では、隕石落下の可能性のあるなしに関わらず、個々の火球の観察情報は収集しておりません。日本流星研究会では、このような火球の目撃・観測情報を集めています。もしよろしければ、そちらへ情報を提供されてはいかがでしょうか。
→ 火球報告 入力フォームへ(日本流星研究会)
また、日本火球ネットワークでは、火球目撃情報の共有のため、掲示板を設けております。こちらのページもご参照ください。
→ 日本火球ネットワーク 掲示板へ
- 1個だけすごくゆっくりと移動して消えた星がありました(10秒くらい)が、あれも流れ星?13日の5時半くらい。(埼玉県、50〜59歳、13日5時台以降に11〜20分で2個)
- 外へ出るといきなり動く星が見えました。しかし動きが随分とゆっくり。どうやら人工衛星?ちょっと雲が多くて流星は観られませんでしたが、珍しいものを観る事が出来ました。(神奈川県、30〜39歳、14日21時台に11〜20分で0個)
→ 担当より:流星が光って見えている時間は、多くの場合1秒程度で、長くても10秒ほどまでです。数秒以上見えることは珍しく、そのような場合には、空を大きく横切るほど経路が長い流星となります。
夕方や明け方の時間帯に、数秒以上かけてゆっくりと移動している光を見た場合には、それは人工衛星の可能性が高くなります。この他、飛行機もよく似た動きをするので注意が必要です。
- はじめ流星かと思ったのですが、どうやら違うらしく、星の合間をぬうように不規則なゆっくりとした動きをしてオリオン座の方向に消えていったぼんやり光る未確認飛行物体を、観察していた3人全員見ました…何だったのでしょうか(・_・;)(茨城県、23〜29歳、12日23時台に51〜60分で6〜10個)
- ジグザグに動く星が見えた。流星?(千葉県、13〜15歳、11日22時台に51〜60分で21〜30個)
→ 担当より:流星だけでなく人工衛星も、不規則に移動することはなく、ほぼ直線的に移動します。一方で、流れ雲(移動する雲)があり、その雲の合間を人工衛星の光がゆっくりと移動するような場合には、不規則に移動しているように見えることがあります。また、自分の体が揺れていたり、明るい星の近くを(人工衛星や流星の)光が移動したときなどでは、不規則な動きのように見えてしまう場合があります。
この他、飛行機やヘリコプターの移動を見た可能性もあるでしょう。
- 見えた方角が同じでも視認時間に大きな差が出たがなぜですか? 別の流星群を見たのでしょうか?(岐阜県、50〜59歳、14日23時台に11〜20分で11〜20個)
→ 担当より:「視認時間」というのは、流星が光って見えていた時間のことでしょうか。同じ群流星に属する流星が空のほぼ同じ位置に出現した場合でも、流星の明るさが大きく異なる場合などでは、流星が光って見えている時間に差が出る可能性があります。一般的には、明るい流星の方が長い時間見える傾向にあります。
一方で、同じ流星群ならば、空の同じ位置に出現した流星の移動速度は、ほぼ一致します。また流れる方向も、ほぼ同じ方向に(放射点の逆方向に向かって)移動していきます。もし、速度や方向も異なっていたのであれば、別の流星群の流星かもしれません。
- 流れ星の予測はどうしてできるのか?? 教えて欲しいです。(神奈川県、40〜49歳、14日20時台以前に21〜30分で6〜10個)
→ 担当より:今回のふたご座流星群のように、毎年安定して出現する流星群では、過去に観測された出現状況と、その日時における地球の位置との関係から、ある程度統計的に出現数を予測することができます。
また、流星の元となるチリの粒を放出した母天体(母彗星)がはっきりしている流星群では、理論的に計算して予測する研究が近年盛んに行われています。コンピューター・シミュレーション上で母天体からチリの粒を放出させ、現在のチリの粒の分布状況を理論的に計算し、チリの粒と地球との接近具合で流星群を予測する「ダスト・トレイル理論」という手法です。11月のしし座流星群など、年によって大きく流星数が変化する流星群で成果を挙げています。
ただしどちらの方法でも、流星群の出現数を完全に予測することはまだ困難です。予測の精度を上げるためには、実際に観測し、観測結果と予測を照らし合わせることが重要となります。
- 見えた一番暗い星の等級は、必要ありませんか?(千葉県、50〜59歳、14日23時台に51〜60分で2個)
→ 担当より:当キャンペーンでは、みなさまに広く参加していただくために、簡潔な観察項目を設定しています。このため、夜空で見えた一番暗い星の等級(最微星等級)は、報告していただいておりません。
より科学的なデータを得るための観測を行うには、正確な観測時刻・時間、流星群と散在を区別した流星の個数に加えて、ご指摘のような観測時刻における最微星等級や雲量を記録する必要があります。このような観測方法は、以下の上級者編のページで解説しておりますので、ぜひご参照ください。
→ 「もっと詳しく観察するために」(上級者編)
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