国立天文台
ペルセウス座流星群の観察結果
〜一般編:群流星の区別(4/4)〜

2007年から、対象となる流星群に属している流星(群流星)と属していない流星(散在流星)を区別してみようと、皆さんに呼びかけてきました。今回は、33.5%の方が、群流星と散在流星を区別して観察したと報告してくださいました。
群流星と散在流星を区別した報告の割合ですが、これまでのキャンペーンでは、2009年10月のオリオン座流星群の際の48.9%が最高でした。それに比べて、今回は割合が小さくなりました。月明かりと悪天候のため、ペルセウス座流星群の放射点の位置を見つけることができなかったのかもしれませんね。
群流星かどうかの判別ですが、やってみた方は、(放射点の位置さえわかれば)割と簡単だと感じたのではないでしょうか。群流星かどうかを判別することは流星の正体を考える第一歩にもなります。さらに多くの皆さんが群流星と散在流星を区別して観察するよう、引き続きキャンペーンで呼びかけていきますので、今回は区別せずに観察した方も、次回からは是非、群流星の判別に挑戦してみてください。
→ 群流星の判断

群流星区別のグラフ


判別:報告数(割合)
群流星のみ:445(33.5%)
群散在区別せず:738(55.6%)
不明:144(10.9%)

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