国立天文台
ペルセウス座流星群の観察結果
〜1時間あたり流星数(3/3)〜

参考:他の機関による集計との比較

日本流星研究会の速報集計では、「ZHR」という理想的な条件に換算した場合の1時間あたり流星数を表す値が、8月12日から13日の夜で約83、13日から14日・14日から15日の夜で50程度となっています。この結果から、8月12日から13日にかけての夜に、流星群が最も活発に活動したと考えられます。

日本流星研究会によるペルセウス座流星群の出現状況のページ (パソコン用)
※ ページ中「ZHR」の値は「<1日毎集計>」の表中の「ZHR」の欄に掲載されています。

IMO(国際流星機構)の集計では、8月13日0時(世界時、日本時間では13日9時)頃から10時(日本では13日19時)頃まで、ペルセウス座流星群の活動が、ZHR50以上と活発だったと報告されています。
このことから、日本では、12〜13日にかけての夜に、時間が遅くなる(明け方に近づく)につれて、流星群の活動が活発になるとともに、放射点の高度が上がるため、流星数が増加したことが推測されます。

IMO(国際流星機構)によるペルセウス座流星群の速報集計ページ(英語) (パソコン用)

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