国立天文台
皆既月食の観察結果
月面の色
〜観察方法別(割合)2/2〜

 ダンジョンの尺度の平均は、肉眼の1.88に対して、双眼鏡が2.00と、やや明るめに観察されたことがわかります。望遠鏡ではさらに明るく、平均値は2.50でした。
 個々に見ていくと、双眼鏡では尺度で「0」がなく、肉眼に比べて「4」が増加しています。望遠鏡では、尺度で「0」「1」がなく、「2」「3」「4」のみとなっています。
 双眼鏡や望遠鏡を使用した場合には、肉眼よりも光を集めて観察することになり、この影響でやや明るめに観察された可能性が考えられます。しかしながら件数は、肉眼の137件に対して、双眼鏡が19件、望遠鏡が6件と極端に少なく、はっきりとした考察はできませんでした。

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