国立天文台
皆既月食の観察結果
月面の色
〜時間帯別(割合)3/4〜

 部分月食の前半(E)の時間帯は、尺度で「1」が37%と多く、次いで「0」「2」「4」が20%前後でした。尺度の平均値では、1.61でした。
 一方、部分月食の後半(F)の時間帯になると、「0」の割合が47.5%と大変多くなりました。部分月食の後半では、月面で欠けて見られる部分の面積が減っており、逆に輝いて見られる部分の面積が増加しています。この影響で、月面の欠けている部分の色がわからなくなり、このような結果となったと思われます。
 なお「4」も多く見られましたが、先に述べました通り、月面の輝いている部分の色をご報告いただいたのかもしれません。


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