国立天文台
皆既月食の観察結果
月面の色
〜全体・現象別(割合)2/3〜

 皆既月食中は、ダンジョンの尺度で「1.灰色またはこげ茶」と「2.暗い赤」の割合が30%台でおよそ同じくらいでした。それよりも暗い「0.黒」の割合は2.5%で少なく、明るめの「3.明るい赤」「4.オレンジ」の方がそれぞれ11.1%で若干多めでした。
 部分月食中は、尺度で「0」が30%と増え、「1」と同数となり、暗めに観察されました。
 部分月食中は、影の部分以外の月面は明るく輝いているため、影の部分の色がわかりづらくなり、一般的に皆既月食中より暗い色で観察されます。結果でも、この傾向が出ているようです。
 一方で、「4」は皆既月食中よりも増え、20%でした。もしかしたら、月面の欠けている部分ではなく、輝いている部分の色をご報告いただいたのかもしれません。

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