国立天文台
皆既月食の観察結果
月の見え方
〜時間帯別集計(割合)8/9〜

時間帯別の月の見え方のグラフ

※グラフはこの時間帯だけを抜粋して再掲

 Gの時間帯(19:03〜/部月食終了以降)では、部分月食がすでに終了しています。71%の方が「満月の状態」に戻ったように観察しています。一方で29%の人は、まだ「部分月食の状態」が続いているように観察しています。部分月食が終わると、太陽光がほとんどさえぎられた「本影」は月面から離れ、いわゆる「月食」は終わります。しかし、その後も、太陽光の一部だけがさえぎられる「半影」による「半影月食」は続いています。この半影は、はっきりとは見えず部分的に薄暗く見える程度ではありますが、この状態が欠けているように見えたのではないかと思われます。

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