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ペルセウス座流星群の特徴
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流星を観察するのに適した、月明かりのない暗い空を考えると、ペルセウス座流星群の放射点の高度がある程度高くなり、流星が出現し始めるのは21時頃です。それ以前は、放射点の高度がまだあまり高くないため、多くの流星が出現することは期待できません。放射点の高度が高くなる真夜中を過ぎる頃から流星の出現は増えていき、放射点の高度がいちばん高くなる、空が明るくなる直前までが観察に適した時刻となります。
また流星観察のしやすさを考えるときには、月の影響も考慮する必要があります。月が明るいと、その明るさに隠されてしまって、暗い流星が見えなくなってしまうからです。月の状況は年によって変わりますが、今年のペルセウス座流星群の状況については「何時に見ればよい?」をご覧ください。

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